本は重版しているものを買え!!
私が最近、本を読んでいて感じたことです。
当たり前のようで、実は忘れてしまうことでもあります。
私はもともと本を読むことは好きではありませんでした。
小学生のころから国語の点数が一番低くて、その次に低いのは社会。
逆に算数は満点に近い点数を取るような子供でした。
典型的な理系ですね。
そんな子供を見かねた母親は私に様々な本を読むように図書館から本を借りてきては私に与えました。
しかし、本を読むことが好きではない私にとっては苦痛のほかありません。
それよりもゲームをするほうが楽しいのです。
「ゲームは一日一時間まで。」と言われたこともあります。
それでも私は小説を読むのではなく、ゲームの攻略本を読んでいました。
ドラクエなどのRPGをやろうにも、一時間しかないので、その中で効率よく進めるにはゲームをしながら攻略本を読むのは非効率で、ダンジョンのマップやどの町に何が売っているのかをあらかじめ覚えておくのです。
ついには、攻略本を使って、自分で架空の戦闘ゲームを作り出したりしていました。
とにかく、本を読むことは苦手でした。漫画は読んでいましたが。
しかし、高校に入るころに、友人がいわゆるオタクであり、ライトノベルがおもしろい、と私に勧めてきたのです。
それまで、小説を読まなかった私ですが、ライトノベルはいくつか読みました。
当時、すごく売れていて、アニメも放映されていた作品やのちにアニメ化された作品(涼宮ハルヒシリーズ、とある魔術の禁書目録、ソードアートオンライン、俺の妹がこんなに可愛いわけがないなど)です。
晴れてオタクの仲間入りです。
ちなみに、ハリーポッターも読んでいました。あの分厚いものを。
最初は面白かったのですが、上下巻に分かれてしまってからは挫折してしまいました。
とまぁ、20数年間の人生、今まで読んだ本は多分100冊を超えることはないくらいです。
読書家の人にとってはかなり少ないと思います。
そして、最近はいわゆるビジネス本というものを数冊読みました。
その中でも「転職の思考法(著:北野唯我)」という本はすごく参考になりました。
あとは堀江貴文氏の本や、お笑い芸人キングコングの西野亮廣氏の「革命のファンファーレ」など。
このあたりは、なるほど。と思えることが多く書いていました。
逆に、読んでいてもあまり共感できなかったり、同じことを何回も書いてあるだけ、はたまた一冊の本の中で矛盾してあることを書いてある本もありました。
以前、テレビ番組でメンタリストのDaiGo氏が言っていたことなのですが、
「本は重要な部分は数か所しか書かれていない。なのですぐ読むことができる。」
「私の本は同じようなことが書いてある本ばかりです。」
これは、ビジネス本で大変わかりやすかったです。
特に二番目はホリエモンもおっしゃっています。
多くのベストセラー本を出している人たちが言っているのです。面白いですね。
最初、私のビジネス本を手に取る基準は「題名がおもしろそうかどうか。」でした。
でも、いくら本の題名がおもしろそうでも、本の内容がおもしろいかは別です。
キャッチ―な言葉や、興味を引き立ててあって、購入して家で読むとがっかりするような内容のこともあります。
もちろん、少し立ち読みして内容が面白そうであれば買う、といったこともします。
でも、立ち読みだと内容を吟味しているわけではないので失敗することもあります。
では、どう判断したらいいのか。
そこで、この記事のテーマでもある、重版している本を買う、ということです。
面白かった本とそうでない本を分別しました。
すると、面白かった本はだいたい「第8版」とか、重版されていました。
一方面白くなかった本はだいたい初版本でした。
すごく当たり前のことなんですが、
重版されているということは売れているということです。
売れているということは多くの人が手に取っている、ということです。
多くの人が手に取っているということは面白い、ということなのです。
単純な仕組みです。
なぜ、私が読んでいたライトノベルは読むのが苦ではなかったのか。それは面白かったからです。
重版もされ、アニメ化もされています。どれもヒット作です。
ちなみに、アニメ化はされませんでしたが、「さよならピアノソナタ(著:杉井光)」は私の中ではすごく面白くて、わくわくしました。
なぜ、アニメ化されなかったのか不思議なくらいです。(作品が音楽をテーマにしており、ビートルズなどの曲が出てきているからかもしれませんが・・・)
読書家の人の中には「まだ売れていないけど面白い本を見つけたい」と思っている人もいるかもしれません。
それは大変けっこうなことです。
でも、私みたいに本を読むことが苦手な人は、まずは「売れている本」を手に取ることをおすすめします。ほぼハズレはないです。
本を購入するときは「第何版か」を参考にするのもよいかもしれません。
電子書籍だとランキングとかいいかもしれませんね。
ただ、ランキングだと、時間が経つにつれて下がってしまうのでそこは難しいところです。
以上、自分への戒めも込めた意見でした。