病院・薬局薬剤師で終わりたくない薬剤師~転職する薬剤師~

病院→薬局へと転職した薬剤師のブログです。転職情報や日々の節約情報などをお届けします。

『立てよ薬剤師』プロジェクトで感じたこと

9/25は『世界薬剤師デー』でした。

皆さん知っていましたか?私は知りませんでした(笑)

 

そんな薬剤師の日に起こったことがありました。

ツイッターをしている方などSNSを活用している方なら知っていると思います。

『立てよ薬剤師』というものが一斉に発信されたのです。

このプロジェクト、一体何か、僕も完璧に理解しているわけではありません。

簡単に言ってしまえば、「薬剤師がネット上で正しい情報を発信する意味」ということについてです。

これは、私の先輩であり、尊敬できるFizz先生(

Fizz-DI@薬の比較と使い分け (@Fizz_DI) | Twitter

)が常日頃おっしゃられていることです。

世の中には間違った情報がネット上には溢れかえっています。週刊誌にも出てきます。

これらの情報には私もいつも困らされております。

薬局で患者から「この薬飲まないほうがいいって読んだんだけど!!」って言われます。

そのたび、「じゃあ、なんであなたは処方箋を持ってきたんだ。薬もらいに来てるじゃないか。」と思います。

冗談です(笑)

そんなことはもちろんいうわけもなく「正しい情報」をその患者に伝えます。

その時によく言うのは

「その週刊誌やネットの情報は誰が言ったかわかってる?」

「その情報が本当にあなたに当てはまる?」

「薬を飲まないと起こることについては書いてある?」

「飲まなかったことによって起こったことは誰も責任取ってくれませんよ?」

このあたりのことはきちんと説明します。

 

こういった間違った情報で患者さんが損をしてしまうことを防ごう、ということなのです。

現在、薬剤師の地位は決して高いものではありません。

未だに「薬の自動販売機」なんて揶揄されることもあります。

しかし、医薬分業や病棟常駐が進み、薬剤師の必要性が業界内で少しずつ上がってきていることも事実です。

私が病院に勤めていた時は、医師や看護師、検査技師などから毎日多くの質問がやってきていました。

その病院の薬剤部は全国的にも有名だからという面もあるかもしれませんが…

 

現在の薬剤師の立場でいいのか。その立場を嘆いているのなら自ら行動しようぜ!

ってことが『立てよ薬剤師』プロジェクトなのだと認識しています。

実際、ツイッターやブログで日々、情報を発信している薬剤師の先生は多いです。

私も、何人かの薬剤師の先生のフォロワーですし、ファンです。

本を読んで勉強することが苦手な私にとっては非常に有効な勉強ツールなのです。

 

じゃあ私がこのプロジェクトに参加するかというと、「今はできない」というのが正直な気持ちです。

 

なぜなら私は「薬学生や看護学生、薬剤師をメインに情報を発信している」からです。

患者さん向けの記事やツイート、動画はほとんど作っていません。

なので、このプロジェクトは素晴らしいと思いますが、私にはできないことなのです。

 

むしろ、就職とか転職で薬剤師のブラックな面を伝えているので、反感を買うかもしれませんね(笑)

私が患者さんにも発信できるほど余裕ができたら、その時は参加しようかと思います。

 

以前の記事で「薬局薬剤師の未来はこれからの若者が担っている」と書きましたが、こういうことなのです。

 

ritorin.hatenablog.com

 

Fizz先生も私の数個上の先輩なので、まだまだ若い世代です。

今現在薬学生であったり、若い薬剤師の方。こうやって変えていくぞ!という意思があれば薬剤師の世界は明るいものになるかもしれません。

 

薬剤師の世界を切り開くのはあなたかもしれません。

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