なぜ私が講義動画を投稿しているのか
こんにちは。リトリンです。
二日連続で講義動画の紹介記事を書きました。
今日は、なぜこの動画を作ったのかを簡単に説明します。
以前、『立てよ薬剤師』についての記事を書きました。
この部分にも少し関係するかもしれません。
私は公立高校の理数コースを卒業後、大学に入りました。
その大学は薬科大学と言われるもので、普通の大学とは少し違うところがあります。
それは「薬学部しかない」ことです。
東京大学、慶応大学、京都大学、立命館大学などは「薬学部が数ある学部の中の一つの学部」なのです。
それに対して薬科大学は「薬学部しかない大学」なのです。
これは何を意味するのか。
いろいろ違いはあります。私が実際に感じたことを言います。
結論から言うと、高校生の時に夢描いていた大学生活とは大きく異なりました。
- サークルが少なく、存在するのはほとんど部活動
- 時間割は選択できるものはなく、ほぼすべて必修
- 毎日一限目から授業
- 学内で異性交際しようものなら、一瞬でうわさが広まる
と、高校生の頃に夢描いていたキャンパスライフとは大きくずれていたのです。
高校生の頃は「このつらい受験勉強を乗り切れば、軽音サークルに入って、バイトしまくって、彼女も作るんだ!」とモチベーションを保っていました。
しかし、実際は上記のようなキャンパスライフのため、
- 軽音部に入るも、部活動のため厳しく、すぐに辞める
- 毎日朝早く起きて満員電車に揉まれながら通学
- 午後は実習があるため、バイトもほとんどできず
- 校内で彼女を作る気にもなれない
と、こんな生活を送っていました。
そして、卒業後、社会に出てさらに思うことがあります。
それは、交友関係が狭い!!
高校からの友人は総合大学の工学部に行ったのですが、現在いろんな職種の知人がいるそう。
私は大学で知り合った人たちは「薬学部のみ」なので、病院か薬局かドラッグストア、どれかの薬剤師かMRやCRAか…
ってくらいの知り合いしかいません。
これがどれだけ損をしているのか。井の中の蛙大海を知らずです。
転職活動をするときに思いました。
薬剤師以外の職業を知らない、薬剤師の需要がわからない、薬剤師のことしか知らない
幸い、大学以外で知り合った人もいます。
その中に看護学生がいました。
看護学生と話していると、意外と薬のことについても授業があるのだと、そこで初めて知りました。
チーム医療と言っておきながら、医師、薬剤師、看護師、技師、それぞれのことをお互い知らないことが多い気がします。
どこまで勉強しているのか知らない。もったいない。
なので、私は薬学生はもちろん看護学生にも理解してもらえるような講義動画を作ったのです。
現在、薬学部は6年制です。その大学生活でずっと塾の講師のアルバイトをしていました。
教えることは好きだったし、できれば今でもしたかったのです。
薬学生の実習生指導も面倒だという人もいますが、僕はやりたい人です。
薬剤師一年目から実習指導していました。わからない点は学生と一緒に調べたりしながら。すごく楽しかったし、勉強にもなりました。
薬剤師は薬関係の科目を数多く履修しています。
薬理学、薬物動態学、薬剤学、薬物治療学…
じゃあこの学んだことを発信できたらな、と思ったのです。
これが僕が講義動画を作った理由です。
最近作成できていませんけどね(笑)
少しでも薬学生、看護学生の力になりたいのです。
もし、よかったら動画を見て勉強してみてください。
ちなみにSNS上にはいっぱい勉強させていただける情報を発信している薬剤師の先生がいます。
よかったら、そちらも参考にするとよりよい勉強になるかもしれませんね。